ペレス・プラードはポピュラーやジャズなど、たくさんの曲をマンボにアレンジして発表していますが、クラシック音楽もマンボにアレンジしています。
その中でもステージで大変盛り上がる曲の一つが「熊ん蜂の飛行(バンブルビー・マンボ)」です。
この曲は1898年にリムスキー・コルサコフが作曲したオペラです。
1957年、ペレス・プラードがマンボにアレンジしました。1958年発売の「王様プラード・イン・ステレオ」に収録されています。
ペレス・プラードの音楽の特徴の一つにハイ・ノート(高い音で奏でるトランペット)があるのですが、この「熊ん蜂の飛行」ではオリー・ミッチェルのカッコいいハイ・ノートが存分に楽しめます。
先日CS TBSチャンネル2で放送された「音楽の巨人たち #16 ペレス・プラード」(1963年にTBSスタジオにて撮影)でも当時ラテンアメリカでナンバー1のトランペッター、チーノがメンバーで参加し、この曲を演奏していましたが、圧巻でした!!
私がペレス・プラード楽団メンバーととして参加した2007年のメキシコ、そして2016年のジャパンツアーでは、この曲はレパートリーに入っていなかったので、とても残念でした。
ペレス・プラード楽団ジャパンツアーでは、しばらくはこの「熊ん蜂の飛行」がトリとして演奏されていましたが、最近のトリはエストレリータになっていますね。
大変盛り上がる曲ですし、人気もある曲だと思いますので、いつかまた日本公演でもこの曲を皆様にお届けすることができたら嬉しいです。