ペレス・プラードは1940年代後半、祖国キューバからメキシコに渡りマンボで大成功を収めました。
「私の音楽を最も愛してくれる国」とメキシコについて語っています。
ペレス・プラードは、愛するメキシコの民謡もアレンジしてレコーディングをしています。
現在のペレス・プラード楽団は、数あるメキシコ民謡のアレンジの中から、それらをメドレーにしてコンサートで演奏しています。
私がペレス・プラード楽団ジャパンツアーに参加した時は「メキシカン・パーティー」というタイトルの曲でした。
「メキシカン・ハット・ダンス」というメキシコ中央部のグアダラハラの民謡に続き、「恋しいビギーナ」、そして「ソン・デ・ラ・ネグラ」のメドレーです。
動画は私がペレス・プラード楽団に参加した時の演奏です。とても美しいメキシコのメロディーですね。
マンボレータ(ダンサー)が曲を盛り上げ、異国の匂いを漂わせますね。
私がメキシコに行った時に大変お世話になったペレス・プラード楽団2代目リーダーのへスース・ガルニカ先生のことを思いながら演奏しました。
ガルニカ先生は、私が初めてペレス・プラード楽団の生のステージを見た時のリーダーで(2代目リーダー)、私を可愛がってくださり、メキシコで私をメンバーにしてくださいました。そんな愛するガルニカさんとの思い出が曲を演奏しながら頭に蘇ってきました。
できれば一緒に日本のステージに立ちたかったですが、今はガルニカ先生のご子息が3代目を引き継ぎ、縁あってご子息と日本のステージに立つことができました。天国のガルニカさんも喜んでくれていると思います。
これからもペレス・プラードやガルニカ先生が築き上げてきた素晴らしい音楽を、3代目リーダーとともに演奏し皆様の元にお届けできればと思っています。