ペレス・プラードの有名曲といえば、闘牛士のマンボやパトリシアなど数々の名曲がありますが、それらのカップリングに入っている隠れた名曲が「花火」です。
アメリカに拠点を移したペレス・プラードは、ジャズやロックなど様々なジャンルの曲をアレンジしています。
その頃レコーディングされた曲のひとつが、この「花火」です。
キング・ギオン作曲のナンバーをアレンジし、1957年6月28日にレコーディングされました。
この曲は、日本ではアルバムの他EP盤でも発売されており、「ララバイ・オブ・バードランド」とのカップリング盤、「パトリシア」とのカップリング盤、「ある恋の物語」とのカップリング盤、『「メロンの心」「キエン・セラ」「闘牛士のマンボ 」』とのカップリング盤などで発売されました。
マンボのリズムとは違うジャズのテイストで花火が打ち上げられる様子を表現しています。
わたしは好きでよく聴いているのですが、実際のツアーで演奏されることは少ないのが寂しいところ。。。
それでも、何度か生演奏を聴いています。ギターのメロディーだったところを管楽器でカバーしており、それもまた色鮮やかなサウンドで、とても新鮮でした。
アメリカでの商売を意識したマンボ王は、アレンジ王でもあるのです