島津貴子さまは、昭和天皇の皇女で旧名は清宮 貴子内親王。1960年に旧薩摩藩主の一族、島津久永氏とご成婚されました。
「おスタちゃん」の愛称で親しまれテレビ番組にも出演、そして百貨店のブティックやホテルの重役として活躍するなど、キャリアウーマンとしての経歴も重ねられました。
ペレス・プラードは1度目の来日公演時、清宮さまがペレス・プラードをはじめとするラテンミュージックのファンということを知り、2度目の来日公演に向かう途中、清宮さまが島津久永氏とご成婚されたと聞いて、機上で「プリンセス・スガ」を書き上げました。
この曲は2回目の来日公演で発表され、その後ペレス・プラードは島津邸に訪問してこの曲のテープをプレゼントしました。
公演時の演奏は、ペレス・プラードの電子オルガンをフィーチャーしたアレンジですが、プレゼントされたバージョンはスタジオでレコーディングされており、ストリングスを前面に出した曲に仕上がっています。
どちらのバージョンもCD化されています。
電子オルガンをフィーチャーしたライブレコーディングバージョンはBMGビクターから発売された、
「ザ・マンボ・キング~ペレス・プラード栄光の軌跡」10枚組のボーナスCD「プラード・イン・ジャパン」に収録されています。
スタジオレコーディングバージョンは、
「ペレス・プラード・イン・ジャパン+ツイスト・ゴーズ・ラテン」(CDSOL-8256)に収録されています。