ペレス・プラード作曲の「マンボNo.5」
この曲は1948年ごろの作品で、「ケ・リコ・エル・マンボ」(マンボジャンボ)とともにメキシコを始め、アメリカやヨーロッパ、中南米そして日本で大流行しました。
まさにマンボブームの火付け役となった名曲で、ペレス・プラードは「マンボの王様」として名声をあげました。
余語丈範がメンバー時のペレス・プラード楽団
マンボNo.5
私が2016年のペレス・プラード楽団来日公演に参加した時、お客様の盛り上がりがもっとも高かったのもこの曲でした。
曲が始まる前にリーダーが日本語で曲のタイトルを言うのですが、やはりマンボNo.5には「待ってました!」と言わんばかりの拍手が起こり、我々メンバーも嬉しく楽しく演奏しました。
コンサートが行われる数時間前にサウンドチェックをするのですが、その時に演奏する曲もマンボNo.5です。
ペレスプラードの音楽の特徴が全て詰まっている「マンボNo.5」。この曲を中心にサウンドが決まっていきます。
今では小学校の音楽教科書にペレス・プラードの「マンボナンバーファイブ」が載っています。子供達はマンボナンバーファイブで、リズム感や色鮮やかで個性的なサウンドを体験します。
伝統と歴史があるペレス・プラードのマンボ。これからも多くの人に愛され続けるでしょう。